エフェクト開発環境構築 (Windows)

次の6つのSTEPでOpenPoolのエフェクトを実際に動かしてみることができます。
スクリーンショットをたくさん使っているため長く見えますが、すぐに終わります!
ダウンロード速度にもよりますが、所要時間は45分程度です。
一気にやってしまいましょう!

検証環境: Windows 7 (64bit) / Windows 8 (64bit) on VMWare Fusion 5

STEP1. Processing のインストール

OpenPoolのキモであるProcessingをインストールしましょう。
下記のページから、Processingをダウンロードします。
http://www.processing.org/

processing-download

下部にある「Stable Releases」からバージョン1.5.1のWindows版 (Standard)を選択して、ダウンロードします。
(2.0系列ではありませんのでご注意ください。)

win-processing-standard

ダウンロードしたzipファイルを解凍します。
展開すると、中に processing-1.5.1 というフォルダが入っているので、これをCドライブ直下に設置します。
win-processing-loc

その後、中のjavaフォルダを削除しておきます。(次のステップでJavaを別途インストールします)
win-processng-delete-java
Processingのインストールは以上です!

 


STEP2. Java JDKのインストール

下記のページよりダウンロードします。
http://www.oracle.com/technetwork/java/javase/downloads/index.html

Java Platform (JDK)のダウンロードボタンをクリックします。 win-java-jdk1

Java SE Development Kit (一番上部のボックス)の
Accept License Agreement というラジオボタンを選択してライセンスに同意し、
Windowsが64bitの人は、Windows x64の方を
Windowsが32bitの人は、Windows x86の方を
ダウンロードして下さい。

win-java-jdk2

ダウンロードしたら、.exeファイルを実行してインストールしていきます。
基本的に 「次へ」を押すだけで問題ありません。

win-java-jdk-done

これで完了です。


STEP3. OpenCVのインストール

次に、OpenCVをインストールしていきます。
OpenCVは、画像処理・画像認識向けのオープンソースのライブラリです。

http://opencv.org/downloads.html
上記のページより、バージョン2.4.3 (最新の2.4.5ではありません!将来的にはバージョンアップする予定です。) をダウンロードします。

win-opencv1

リンクをクリックして数秒待つと、ダウンロードが始まります。
ダウンロードしたら、.exeファイルを実行します。解凍されるのをしばらく待ちます。
出来たopencvフォルダを、processing-1.5.1フォルダと同じく、Cドライブ直下に設置します。
win-opencv-loc


STEP4. OpenNIのインストール

OpenNIは、Kinect向けソフトウエアの開発に利用できるオープンソースのライブラリです。
下記のページから「SimpleOpenNI-0.27.zip」「OpenNI_NITE_Installer-win64-0.27.zip」の2つをダウンロードします。
(※32bitの方は、OpenNI_NITE_Installer-win32-0.27.zip」の方をダウンロードしてください。)
http://code.google.com/p/simple-openni/downloads/list win-simpleopenni

まず、前者のファイルを解凍したできたフォルダの中にある「SimpleOpenNI」フォルダを、
Documents/Processing/libraries/SimpleOpenNI
となるように設置します。
(Processingフォルダ、librariesフォルダがない場合は作成します。)

※Processingフォルダの場所は、Documents直下に作成して下さい。Processingを一度起動してあげると、Processingフォルダは自動で作成されます。

次に、後者のファイルを解凍して作成される「OpenNI_NITE_Installer-win64-0.27」の中にある、2つのインストーラからOpenNIとNiteをインストールします。
※先にOpenNIからインストールしてください。

win-openni-install

なお、本体(ビリヤード台に実際に投影するマシン)には、上記2つのインストーラに加えて、「SensorKinect」もインストールしてください。ただし、使うKinectの種類によってインストールするものが変わりますので、ご注意ください。

  • ・Kinect for Xboxの場合: 上記インストーラ「SensorKinect…」を起動してインストールします。
  • ・Kinect for Windowsの場合: こちらのGithubからmod版をダウンロードします(「ZIP」ボタンからダウンロード可能です)。ダウンロード後解凍したら、 \SensorKinect-unstable\SensorKinect-unstable\Bin にあるインストーラからインストールします。

これでインストール完了です!


STEP5. OpenPoolのインストール

いよいよ、OpenPoolのソースファイルをダウンロードします。
http://www.openpool.cc/wp-content/uploads/OpenPoolCore.zip

解凍して出来たフォルダを、同様にProcessingのlibrariesフォルダに投入します。
Documents/Processing/libraries/OpenPoolCore

win-openpool-loc

STEP6. サンプルを動かしてみよう

さあ、いよいよOpenPoolのエフェクト開発環境が整いました。
次はさっそくサンプルエフェクトを動かしてみましょう。

Documents/Processing/libraries/OpenPoolCore/examples/OpenPoolExampleImageOnBall/OpenPoolExampleImageOnBall.pde

をダブルクリックから起動します。(関連付けされていない場合がありますので、その場合はC直下においた
再生ボタンを押してスタート!

win-sample1

無事再生できましたか?
win-sample2

あらかじめ記録されたボールの動きに対して、こうしてエフェクトをつけることができます。
まずは下記の行から画像を差し替えたりして、遊んでみて下さい。

画像データはOpenPoolExampleImageOnBall.pdeと同じ階層に有る data フォルダの中にあります。

Enjoy!