OpenPool を設置したい!
そんなあなたのために、設置のためのマニュアル、「DIYレシピ」をご用意しました。
まず、ひと通り全体に目を通してから、STEP1から始めることをおすすめします。
何かわからないことがあれば、Facebook, Github, メール等でご質問ください!
STEP1. 環境を確認する
a) 天井の高さ
OpenPoolチームのこれまでの経験から、床と天井の間に最低270cm (日本の一般的な天井の高さ) が必要です。
※これより高い場合はマウンタを伸ばして対応します。
b) 広さ
9フィートビリヤードをプレイするためには、下記の広さを確保する必要があります。
- 9 ft : 590cm × 460cm (台の大きさ: 290cm × 160cm、 通常キューの長さ: 約150cm × 両側 = 300cm)
- 7 ft : 520cm x 425cm (台の大きさ: 220cm × 125cm、 通常キューの長さ: 約150cm × 両側 = 300cm)
詳細は「ビリヤード 広さ」などで検索してみてください。
どうしても広さが取れないという場合、ショートキューの使用を組み合わせることで、300cmの余白部分を一定程度さらに短くすることができるかもしれません。詳細はアップデートしたいと思います。
c) 明るさ
日光が差し込まず、かつ照明をoffにできる部屋を推奨しています。
d) 重さ
・一般的なビリヤード台の重さ
- 9 ft : 約400kg
- 7 ft : 約200-250kg
・天井に設置する物の重さ
下記にそれぞれのデバイスのURL等を記載していますので、そちらでご確認下さい。
STEP2. 必要なものを準備する
実際には、一度にまとめて用意しても良いですし、作りながら都度追加するのでも問題ありません。
柔軟に対応する、DIY精神です!
a) ビリヤード台
大きさ: 9フィート台
※その他の大きさの台ではまだ実績がありません。試してみた方は是非ご連絡ください!
OpenPool初号機は、Brunswick Gold Crown 3を使用しています。
ラシャの色: グリーン系
実績がある色名は「ブルーグリーン」となります。
※今後、シルバー(グレー)のラシャに置き換える予定です。実験の結果はこちらのポストをご覧ください: 金と銀:ラシャの色を決めます!
ボール、キュー、その他のアイテム
一般的なものであれば、どんなものでも問題ありません。
b) PC本体
実績があるものは、Lenovo Tiny m72e となります。天井側に設置するため、小型のものを選んでいます。
設置についての詳細は下記STEP3 をお読み下さい。
- Levono Tiny m72e: 公式サイト
推奨環境
CPU: Intel Core i3/i5
メモリ: 8GB
OS: Windows 7 64bit
USBホストコントローラが2つあること(必須)
※各自でエフェクトを開発する際はMacでも可能ですが、本番環境で動かすPCは、Microsoft Kinect for Windowsを利用する関係上、Windowsが必要です。 Windows, Macいずれでも可能です。ただし、検証環境はWindowsです。
マウンタ
Tinyを天井側に設置する場合、これらのマウンタを利用するのが便利な場合があります。
OpenPoolチームではこれらを利用して天井側に設置しました。詳細はこちらのポストをお読み下さい: PCを天井に設置出来るようになりました
Amazon.co.jpなどでも見つけることができます。
c) PC周辺機器
キーボード (ワイヤレス推奨)
マウス (ワイヤレス推奨)
PCの設置場所にもよりますが、ワイヤレスのものを用意しておくことを推奨します。
OpenPool TeamではPCを床型ではなく天井側に設置することを計画中です。その場合、ワイヤレスが必要となります。
モニタ
プロジェクタがビリヤード台に投影する画面のみで代用することも可能ですが、モニタもあったほうが良いでしょう。手持ちに余っているモニタがあれば、それで全く問題ありません。
スピーカー
これも手持ちの機材で十分です。ぜひ迫力あるオーディオ環境をご用意下さい!
d) Kinectとプロジェクタ関連
Kinect 2個
Kinect for Windows と Xbox用Kinect のどちらでも使うことができます。ただし、インストールするドライバーが若干異なります。詳しい方法はWindows用セットアップページを御覧ください。
※ASUS社のKinect互換デバイスであるXtionも、同様に動作するもようです。詳細はこちらのポストをご覧ください。
http://www.openpool.cc/ja/2013/07/09/xtionがkinectの代わりになります!/
Kinect用マウンタ 2個
Amazon (JP) http://www.amazon.co.jp/Xbox360-Kinect-Wall-Mount-キネクト/dp/B0085V17F8/
ただしこれだけでは、天井に90度に取り付けられないため、
OpenPool初号機では、このKinect用マウンタを改造し、3Dプリンタで自作したパーツを使った特製品を使っています。
Kinect用延長USBケーブル
プロジェクタ
・利用実績のあるプロジェクタはこちら
http://www.benq.us/product/projector/mw817st/
プロジェクタ用マウンタ
・利用実績のあるマウンタはこちら
http://theaterhouse.co.jp/p_spider/exp/spec.html
e) ポケットデテクタ、コリジョンデテクタ
以下の2点は、現在のところオプショナルです。順次情報を追加していきます。
ポケットデテクタセンサー 6個
・落球判定用ポケットデテクタに必要です。
こちらで用意します。ご連絡ください。
設計図は準備ができ次第オープンになる予定です。半田ごて等を持っていて自作したいという場合は、もう少しお待ちください。
マイク
・衝突判定用コリジョンデテクタに必要です。
・利用実績のあるマイクはこちら
http://www.amazon.co.jp/【日本正規代理店品】-Jabra-スピーカーフォン-SPEAK-410-FOR/dp/B00548P1TS/ref=pd_cp_e_0
STEP3. 設置する
さて、ついに設置です。準備はいいですか?
Kinectやプロジェクタの設置位置を確認しましょう。
ビリヤード台の設置
この項目は次の一言に尽きます: プロに任せましょう。
ビリヤード台は完璧な水平を保つ必要があるなど、設置にはプロの技が必要です。お近くのビリヤード業者を探すお手伝いは可能ですので、ご連絡ください。
Kinectの設置
2台のKinectは、天井のちょうど真ん中に2つ並べます。
より正確には、「ビリヤード台の2つの長辺の中間直線」と平行に、天井に2つのKinectの間隔を約1.5m程度(中心からそれぞれ約75cmずつ) となるよう配置します。高さ方向では、Kinectとビリヤード台との距離は2.5m-3mです。
高さ・位置ともに、厳密な正解はありません。逆にいうと、ある程度はフレキシブルです。
テスト用プログラムを動かしながら、ビリヤード台全体をKinectカメラが捉えているのを確かめながら設置場所を決め、固定すれば大丈夫です。
プロジェクタの設置
ビリヤード台の上方、適当な場所に設置します。
もう少し親切にいえば、「ビリヤード台のどちらか一方の長辺の中心」の真上あたりに設置します。
プロジェクタは通常、テーブル等において上方にむかって投影するため、天井につける場合も、ど真ん中ではなくどちらかにずれた位置に設置する必要があるためです。
プロジェクタも、実際に光を出しながら、ビリヤード台全体に投影できているのを確かめながら設置場所を調整、固定すれば大丈夫です。
PCの設置
床面にPC本体を設置します。ケーブルの取り回しが必要になってくるため、場所をよく考えましょう。
なお、OpenPool TeamではPCを床型ではなく天井側に設置しました。詳細はこちらのポストをお読み下さい: PCを天井に設置出来るようになりました
コリジョンデテクタの設置
オプショナル。後からつけても大丈夫です。
To be edited…
ポケットデテクタの設置
オプショナル。後からつけても大丈夫です。
ビリヤード台のポケットがレールで玉が戻ってくるタイプか、バスケットのタイプかで設置方法が異なってきます。
詳細は、現在のところお問い合せください。
さあ、ハードウェアの設置はこれで終わりです。お疲れ様でした!
STEP4. ソフトウェア環境を準備する
本体PCに必要なソフトウェアをインストールしていきます。
Windows向けインストール方法とほぼ同一です。こちらのページを参照して下さい。
STEP5. お披露目会をする
最後にして忘れてはいけないSTEPが、お披露目会です。
少人数でも構いません、ぜひOpenPoolを友人や同僚に紹介して、よいコミュニティを築いてください。
そして、OpenPool Teamにご一報ください。
Location ページにリスト致します!