Shake’n’Sense でマルチキネクトの赤外線干渉を解決する

OpenPoolの解決したい課題の一つが、2つのキネクトを使うことによる干渉問題です。
ビリヤード台全体をカバーするには、2つのキネクトを使うことが必須なのですが、その場合に、片方のキネクトから出た赤外線をもう一方のキネクトが受信してしまい、ノイズになるという問題が確認されています。
つまり、台のちょうど真ん中に干渉帯ができてしまうんですね。

実は複数のKinectを使った際にこのような問題が起こることは、OpenPoolに限ったことではありません。
すでにShake’n’Senseという解決手法が論文になっており、これにチャレンジしてみることにしました。
詳細は:
http://channel9.msdn.com/coding4fun/kinect/Shaking-some-sense-into-using-multiple-Kinects-with-Shake-n-Sense
http://blogs.msdn.com/b/kinectforwindows/archive/2013/05/23/the-new-generation-kinect-for-windows-sensor-is-coming-next-year.aspx

3Dプリンタで作ったパーツとモーターで、お手製の振動Kinect君を作ってあげました。

完全な解決には後一歩というところですが、非常に大きな効果がありました。
このポイント等については、別途作者のインタビューを実施する予定です。

OpenPoolはこれからもこのやっかいな問題に挑んでいく予定です。
是非アドバイスや意見をお寄せ下さい!